悲しみは雪のように

 

今日は雨が降っていましたね。

 

 

故障修理行くまではなんだか言葉を発するのが億劫だった。雨がぱらついていて。車に乗ってラジオつけたら、秦基博のRainが流れててなんだか雰囲気が出て気持ちよかった。

 

 

会社帰り、もうないんだけど、ふと以前住んでいた寮を見に行こうとして、ホームまで行ったんだけれど、結局新宿に戻ってきちゃった。今日だから、身に行ける気がしたんだけども。

なんだか前の寮の帰り道を辿ってたから、見に行きたくなったのかな。

 

 

前の寮の駅まで行こうか、ホームのベンチで座って迷っていたら、前に止まった電車からいっぱい人が降りてきて、そのうちの傘を持った長身の男性が僕を見て、そっと小さく指をさしてきた。なんか僕に言いたいのかな?なんか嫌な感じがした。そっと逃げた。

 

 

 

なんだか今日はいっぱい歩いた。

新宿着いてから、たばこを吸いながらオレンジの街灯を見て、音楽を聴いて、感傷に浸っていました。センチメンタルな時って、景気が変わって見えますよね?

喫煙所で日本語がうまく喋れてない、カタコトな外国人のお兄さんが貧しい国の人のためかなんかの募金お願いしますって来た。すごく申し訳なさそうだったのと、この断り方がわからなかったのとがあって、募金した。こんなことで本当に救えるものがあるのか不思議だと思う。

 

いまだ、募金の断り方がわからない。

 

 

たばこを吸ってから、無性に公園に行きたくなったから、大きめの公園に歩いて行った。途中、インドかどこかの外国人がやってるケバブを買って食べた。お金を出すところ間違えて注意された。

 

公園に行ったら、膝枕しているカップルがいた。なんかそこだけ空間が違った。静かで心地よさそうな感じ。そういうものなの。

 

 

 

公園を出たところに、トレンディエンジェルの斉藤さんに似たおっさんが、体をくねくねさせながら、ギターを弾いて歌っていた。だれも聞いていなかった。唯一、親と一緒にいた女の子が興味津々に見ていた。誰もが通り過ぎて行って、悲しくならないのかな。

そのおっさんの中に信念があったのだろうか。悲しい歌詞の中に、垣間見える苦悩。

 

 

かなーしくーてかなしくってとてもやりきれない

 

 

 

この限りない虚しさを救いはないだろ~か~

 

 

 

かなーしくーてかなしくってとてもやりきれない

 

 

 

 

この燃えたぎる苦しみは明日も続くのだろうかなー

 

 

 

 

 

苦しみの向こうに何もない、この歌詞と伸びのある歌声でくねくね歌っているおっさんが好きだった。

 

 

 

 

 

 

座っていたところにダンゴムシがいたので、帰った。